推定Hba1cは米国居住者には適用されません
アプリは、どのように推定HbA1cを計算しますか?
アプリは、まず過去7日間(今日を含む)に記録された血糖値が21個あるかどうかを確認します。この条件が満たされる場合、これらの値が、その7日間のうち最低4日間にわたって記録されたものかどうかを確認します。この処理は非常に重要です。なぜなら、1日で21個の値を記録してしまうと、検査室での結果からかけ離れたものになる可能性もあるからです。
これら2つの条件が満たされれば、アプリは血糖値の平均を取得して数式に当てはめて、推定HbA1cを算出します。自分で数字を処理する必要はありません。アプリがすべて行ってくれます!
どのようなデータが計算に必要ですか?
推定HbA1cは、(CGMやセンサーのデータではなく)ご自身で記録された血糖値を使用して算出されます。過去7日間(今日を含む)で4日間にわたり21個の血糖値が記録されてさえいれば、アプリで過去90日間のデータも計算に盛り込むことができます。記録に「ギャップ」が検出されるまで、アプリは過去のデータを遡ります。データのギャップとは、血糖値の記録をしなかった日が連続して3日以上ある場合のことです。ギャップが検出されると、それ以前の値は考慮されません。
推定HbA1cが表示されないのはなぜですか?
データが不足していると、推定値の計算や表示ができません。この場合、「-」と表示されます。ホーム画面の [推定HbA1c] フィールドをタップすると、これまでの進捗状況に関する詳細な情報が表示されます。血糖値を日誌に記録していくことで、すぐに推定HbA1cが取得できるようになります。
推定HbA1cが、突然表示されなくなることがあります。これは、アプリが常に今日を含めて最新の7日をさかのぼり、7日間のうちで4日間にわたって記録された血糖値が21個あるかどうかを確認しているためです。昨日は条件を満たしていたものの、今日は満たさなくなったということが考えられます。推定値が再度表示されるまで、記録を続けましょう :)
どうすればより正確な推定値を得られますか?
アプリに表示されるHbA1cは推定値です。検査室での結果とは異なる場合があり、これは検査室の結果の代わりとなるものではありません。しかし、推定値をなるべく正確なものにするためにできることがあります。いつものように、なるべく頻繁に測定してください。耳にタコ(いや、指にタコ)ができるかもしれませんが、こうすることによって、血糖値をより明確に把握することができます。 より正確な推定値を得るためのもう一つのコツは、一日の間で例えば、朝、昼、晩と異なる時間帯に測定することです。
HbA1cが変化しないのはなぜですか?
新たな血糖値をアプリに記録するたびに、値が更新されるわけではありません。記録いただいた値が非常に安定していれば、新たに記録した値が推定値に影響しないということが考えられます。
アイコンの色の意味は何ですか?
推定HbA1cは3つの範囲に分かれています。6.5%または47.5mmol/mol以下は非常に良好とみなされ、推定HbA1cウィジェットのアイコンは緑色で表示されます。中程度の推定HbA1cは6.5%~7.5%、47.5mmol/mol~58.5mmol/molの間で、オレンジ色のアイコンで表示されます。推定HbA1cが7.5%または58.5mmol/molを上回り、糖尿病管理に注意が必要な場合は、アイコンが赤色になります。
なお、この情報は、推定HbA1c範囲とこれに対応する色表示の意味を説明することのみを目的としている点にご注意ください。糖尿病治療に関する疑問は、医療従事者にご相談ください。